第一回目調査結果の概要についてご紹介するとともに、調査にあたったメンバーが、多彩な切り口で分析結果の報告を行うシンポジウムを11月24日に実施しました。
SMPP調査の特徴は、5つの分断軸を設定して分析したことや、メディア接触の多様性を測定したことにあります。シンポジウムでは、日本と米国の分断の比較の概観や、日本における分断の萌芽について議論や質疑がなされました。
(シンポジウム概要)
登壇者(五十音順):
-研究会共同座長
池田謙一(同志社大学社会学部メディア学科大学院教授)
前田幸男(東京大学大学院情報学環教授)
-調査メンバー
遠藤晶久(早稲田大学社会科学総合学術院教授)
大森翔子(法政大学社会学部メディア社会学科専任講師)
加藤小也香(スマートニュース メディア研究所主任研究員)
小林哲郎(早稲田大学政治経済学術院教授)
笹原和俊(東京工業大学環境・社会理工学院イノベーション科学系准教授)
山脇岳志(スマートニュース メディア研究所所長)
研究報告テーマ:
①「日本と米国で『分断』はどう異なるのか?」(小林、山脇)
②「調査からみえてきた日本の姿〜年代別の特徴を中心に」(前田、加藤)
③「SNS中心に接触する層の特徴とは?」(大森)
④「日本のイデオロギーや対立はどこにあるのか?」分断軸1・イデオロギー (遠藤)
⑤「政治にかかわりたくない層の増加は、何をもたらすのか?」分断軸2・政治との距離(小林)
⑥「日本人の道徳的な傾向は分断に結びついているのか?」分断軸3・道徳的価値観(笹原)
⑦「首相の好き嫌いは、与野党の好き嫌いとどう関係するのか?」分断軸4・リーダシップのスタイル(前田)
⑧「人々の『統治への不安』は、どんな行動につながるのか?」分断軸5・政治や社会に対する見通しと評価(池田)
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